2015年7月から本格的に始まった、安倍政権への国会前での抗議行動。飲料水の確保が困難な国会前での真夏の抗議行動という悪条件を少しでも緩和したい!と考えて、有志で始めた給水活動。2015/9/19に安保法案が成立するまで、約2tの水、大量ののど飴を配ってきた我々ですが、安保法案が成立した後も、我々には我々なりにまだまだやれることがあるのではないか?と考え、組織をそのまま残しました。
今後我々は抗議行動での水配りボランティアを継続しつつ、水や飴だけでなく、安倍政権、ファシスト政権に対抗するプロテスターの皆様に、共有すべき社会問題の基礎知識も配っていきます。
ツイッターアカウント:@TQCagain
【緊急のお詫びとお知らせ】トーク企画募集を一時中断します。
先日、開催と募集をご案内いたしました「TQC Presents 山本すみ子 vs 安田浩一 ガチトーク 今、大正ジェノサイドを問う」ですが、Yahoo!のシステムに重大な不具合が発生したため、緊急に募集を中断いたします。
受付再開しています!
鳴動を続ける大地の上で、半月の薄明かりの下で、辻や鉄路や橋のたもとで、近代化の建設現場や果ては警察署内で、幾千の朝鮮人や中国人が虐殺され、日本人であることを疑われた日本人が惨殺され、社会主義運動家らが謀殺された。
関東大地震が惹起した未曾有の惨劇から一世紀、いま本邦に吹き返す史実隠蔽の流言蜚語。卑劣な虚言・妄言はしかし、正義の情熱が発見し、記録し、検証し、地道に分厚く積み上げてきた、膨大な証拠と証言=史実がつねに踏みつぶす!
神奈川県下の関東大震災時朝鮮人・中国人虐殺実態解明に半世紀にわたり取り組む「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」代表・山本すみ子氏を、気骨の反差別ジャーナリスト・安田浩一氏は評していわく、「『足』で歴史を見る」。
神奈川県における虐殺の被害者数僅か二名というこれまでの官製記録を大きく覆す資料を、研究の第一人者、故・姜徳相氏との共著として上梓した山本氏、「その場」に立ち百年前に消された声に耳そばだてる新著を準備中の安田氏。現場を踏査することで歴史を見つめ続ける二人が歴史改竄と差別に下す鉄槌。
【登壇者のご紹介】
山本すみ子(やまもと・すみこ)
先ごろ神奈川弁護士会の人権賞を受けた「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」の代表を務める山本氏。50年にわたって関東大震災時に発生した朝鮮人虐殺事件の解明に取り組んできました。最近では、同事件に関する歴史研究の第一人者であられた故・姜徳相氏(2021年死去)との共著として、これまでの官製記録では僅か2名とされていた神奈川県下での虐殺被害者数を大きく覆す資料集『神奈川県 関東大震災 朝鮮人虐殺関係資料』(三一書房)を発表しました。
安田浩一(やすだ・こういち)
週刊誌記者を経て、2001年からノンフィクションライターとして活躍されている安田氏。『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社)、『ネットと愛国——在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)、『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』『なぜ市民は“座り込む”のか 基地の島・沖縄の実像、戦争の記憶』(ともに朝日新聞出版)等の著作が示すように、その筆には、日本の社会的マイノリティーがおかれている差別状況を告発し、「薄ら笑い」の反人権と不公正に「真顔」で立ち向かう姿勢が貫かれています。
関東大震災時の虐殺事件をテーマとした新著を準備中の安田氏は、山本氏をはじめ、虐殺の実態をより明らかにし、はっきりと歴史に刻み、犠牲者を追悼しようとする市井のボランティアが主宰する、虐殺現場のフィールドワークにも参加し取材されていました。
お二人をはじめ、市井のそうした人々の実地におけるたゆまぬ研究調査を支えている力の一つは、虐殺被害者の生命・尊厳を二重に踏みにじり、その存在を消し去ろうとする歴史の否認/歪曲/改竄者たちと、そのバックボーンとなっているレイシズムに対する怒りではないでしょうか。100年前と同様の官製流言蜚語ともいうべき歴史否認/歪曲/改竄の言説にいかに抗するか、山本、安田両氏に思う存分語り合っていただきます。