月別アーカイブ: 2023年7月

関東大震災 描かれた朝鮮人虐殺を読み解く

出版社

新日本出版社

著者

新井 勝紘

出版年

2022年

ISBNコード

 978-4406066815

内容の紹介

現在、高麗博物館で展示されている新たに発見された朝鮮人・中国人虐殺を描いた絵巻物を含む、関東大震災時虐殺事件の絵画表現を研究解説。

紹介者

小池 桟

福田村事件 -関東大震災・知られざる悲劇

出版社

五月書房新社

著者

辻野 弥生

出版年

2023年

ISBNコード

 978-4909542557

内容の紹介

この7月に復刊された「福田村事件」の詳細ルポルタージュ

紹介者

小池 桟

災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成20年3月 1923 関東大震災【第2編】

出版社

中央防災会議(事務局 内閣府)

著者

中央防災会議

出版年

2008年

ISBNコード

 

内容の紹介

誰でも無料でアクセスできる、日本政府が設置した中央防災会議による関東大震災被害の報告書。第4章「混乱による被害の拡大」に、第1節「流言蜚語と都市」、第2節「殺傷事件の発生」といった項目が設けられ、虐殺被害をかなり詳細に報告している。
以下のURLから全編閲覧可能。 https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1923_kanto_daishinsai_2/index.html

紹介者

小池 桟

いわれなく殺された人びと 関東大震災と朝鮮人

出版社

青木書店

著者

千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会 [編])

出版年

1983年

ISBNコード

 978-4250830242

内容の紹介

千葉県における関東大震災時の虐殺被害を知るためのベースとなる重要な調査報告書。40年前に出版された書籍なので、原本入手・閲覧は古書店を丹念に巡るか、図書館の蔵書を検索する必要がある。

紹介者

小池 桟

ドキュメント関東大震災

出版社

草風館

著者

現代史の会

出版年

1996年

ISBNコード

 978-4883230945

内容の紹介

震災時の写真・新聞記事、震災の被害状況、流言飛語と虐殺、文学者の震災体験記、震災後の生活などの証言を中心にまとめた一冊です。

紹介者

ケイダッシュ

横浜における関東大震災時朝鮮人虐殺

出版社

法政大学大原社会問題研究所

著者

山本 すみ子

出版年

2014年

ISBNコード

内容の紹介

「大原社会問題研究所雑誌」巻668、38~56ページに掲載の紀要論文。以下のURLから閲覧可能。
法政大学学術機関リポジトリ
http://doi.org/10.15002/00010245

紹介者

小池 桟

関東大震災と「復興小学校」

出版社

勁草書房

著者

小林 正泰

出版年

2012年

ISBNコード

978-4326250813

内容の紹介

学校建築の話。震災による被害〜震災後どのように作られていったのかが詳細に書かれています。

紹介者

hyukka

TRICKトリック「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち

出版社

ころから

著者

加藤 直樹

出版年

2019年

ISBNコード

978-4907239398

内容の紹介

こちらも定番だと思いますが一応

『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(2014年・ころから刊)の著者が暴く、関東大震災時の虐殺被害否定論者たちによる歴史の否認・歪曲・改竄手口の数々。

紹介者

hyukka、小池 桟

関東大震災を歩く

出版社

吉川弘文館

著者

武村 雅之

出版年

2012年

ISBNコード

978-4642080750

内容の紹介

震災の慰霊碑、供養塔、復興のモニュメント等を著者が巡って記録したもの。
意外とたくさん残されていることに驚きました。
個人的には流言で殺された朝鮮人の霊を弔うために、烏山神社に13本の椎の木を植えたという記載が気になっています。4本は確認できるようなので、折をみて出かけてみようと思っています。

紹介者

NOGAWA

関東大震災「虐殺否定」の真相 : ハーバード大学教授の論拠を検証する

出版社

ちくま新書

著者

渡辺 延志

出版年

2021年

ISBNコード

978-4480074195

内容の紹介

「朝鮮人虐殺はなかった」という歴史捏造はどのようになされたか。ラムザイヤー論文が「根拠」としたのは、震災当時のフェイクニュースだったことを示し、捏造が次の捏造に正当性を与え、時代を越えて差別デマが止まらない様子を説明している。そして報道がそれに加担してきた責任を問うている書。

紹介者

谷口岳