出版社

岩波書店

著者

黒澤 明

出版年

2001年

ISBNコード

978-4006020378

内容の紹介

映画監督黒澤明が、自身の幼少期から『羅生門』でヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞(グランプリ)を獲得するまでを回想した自伝である。黒澤明が中学二年生の時に遭った関東大震災の記述の中に、彼の父がただ長い髭を生やしているからというだけで朝鮮人だろうと棒を持った人たちに取り囲まれ、大声で一喝したら退散したという記述がある。また、彼はこの中で、朝鮮人虐殺事件はデマゴーグの仕業であると記している。なお、黒澤明の父は元軍人で体育教師であり、社会主義嫌いだったとのこと。

紹介者

Harry TAKADA

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